男性の育児休業制度と休暇の使い方

父親の育児の悩み解決

2018年の調査によると、日本人の男性、つまり父親の「育児休暇」の取得率は3.06%なのだとか。反対に、10代20代の若い世代を対象に調査すると、およそ8割の男性が「父親にも育児休暇が必要である」と答えているそうです。

では、なぜ8割もの男性が必要性を感じているにも関わらず、実際に育児休暇が取得されないのでしょうか?また、育児休暇を取得したとして、休暇中に父親として何ができるのか?男性の育児休業制度についてご紹介しましょう。

男性の育児休業制度って何?

そもそも、「育児休暇ってどんな制度?」と名前は知っていても、詳しい制度の内容までは知らない方が多いかと思います。どのような制度も、内容を知らないと上手に活用できないもの。では、育児休暇の内容についてご説明しましょう。

育児休業制度って?

冒頭に登場した「育児休暇」は、正式には「育児休業制度」と呼ばれる制度のことです。育児休業制度とは子どもが1歳になるまでの期間、仕事を休業して育児に専念できる制度のこと。一定条件を満たすと最長2年まで取得できます。

また、条件によって様々な負荷措置もあります。例えば、子どもが3歳になるまでの期間、希望すれば労働時間を短縮できる「短時間勤務等の措置」。就学前の子どもがいれば、1人あたり年間5日間まで看護休暇の取れる制度など。

夫婦で取得するとお得!

ひと昔前まで、育児休業制度は女性のための制度でした。男性で育児休暇を取得しようなど、考える方さえいなかったほど。しかし、女性の社会進出、男性の育児参加など昨今の現状から、男性も取得しやすい制度に変更されました。

  • 夫婦で取得すると、子どもが最長1歳2カ月まで取得できる
  • 奥さんが産休中に取得すると、男性は2度目も取得できる
  • 配偶者(奥さん)が専業主婦でも、育休は取得できる

ただし、育児休暇を取得できる期間は、「原則夫婦の取得日数を足した期間」です。例えば、女性が8カ月取得したとして、男性は1年2カ月から8カ月を引いた4カ月間ということに。時期や配分については夫婦で話し合うのがいいです。

休業中の給料のお話し

「休業中のお給料ってどうなるの?」と気になる方も多いはず。育児休業中は男性でも「育児休業給付金」が支払われます。5カ月間は休業開始時点の給料の67%が、6カ月以降は給料の50%が。給付金に関しては非課税です。

女性の社会進出が進んだとはいえ、まだ男性が一家の大黒柱である家庭が多いかと思います。正直、給料が6,7割になるのは大変なことも。育児休業制度を利用するのなら、休業中の生活費をどうするかも考えておきたいところです。

育児休業制度とは(厚生労働省)

男性って育休を取りずらい?

男性も育児休業制度を利用できることは確かです。しかし、周りを見渡してもまだまだ育休を利用している男性は少ないもの。女性に比べると、男性は取りずらいのでしょうか?では、実際に育休を検討した男性のお話を聞いてみましょう。

育休が取りずらいは本当!

「育休に興味はあったけど、社内的に取得できる雰囲気ではなかった」
「奥さんが出産して数日間は取ったけど、それ以上はちょっと難しいかな」
「育休で仕事から離れると、そのまま出世コースからも外されそうで」

確かに、一家の大黒柱として頑張ってきている男性にとって、職場での立ち位置はとても大切なもの。さらに、40代,50代と上司の年代は男性の育休が浸透しておらず、20代,30代が「育休を…」と申請するのは精神的に大変そうです。

育休までにやっておくこと

社内の雰囲気的に言い出しづらくても、育児休業制度は男性にも認められた権利です。ただ、だからと無理に育休を取得してしまうと、復帰後が辛くなるもの。育休を取得したいのなら、気持ちよく帰ってこれる環境作りが大切です。

  • 社内でのコミュニケーションを親密に保つ
  • 上司には少しでも早めに相談しておく
  • 後輩や部下などにきちんと引き継ぎをする

休暇中に父親としてできること

育児休業制度は男性にも認められた権利ですが、あくまで「育児のための休業」です。せっかくの休暇を男性として、父親として何をするかがさらに重要に。ぜひ、仕事に行っていてはできないこと、これまでやれなかったことに挑戦しましょう。

育児を存分に楽しむ

「育児のための休業」なのですから、育児を存分に楽しんでください。子どもにミルクを飲ませて、オツムを変えて、お風呂に入れて、寝かしつける。産後1年間の育児は寝る暇もないほどなので、せっかくなら奥さんより極めてしまいましょう。



ご近所付き合いをする

これまで奥さんに任せっきりだったとしたら、ご近所付き合いにも挑戦してみては。子どもを連れてお散歩に出かけると、これまで気づきもしなかったご近所さんと出会うことに。顔見知りになっておくだけでも、今後の関係作りに役立ちます。

スキルアップを目指す

育児休業制度は1人でなら最長1年間、夫婦でなら最長1年2カ月間も取得できます。せっかくの長期休暇、スキルアップを目指してみるのも。仕事に役立つスキル、資格を取得しておけば職場復帰がよりしやすくなるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、男性の育児休業制度について、父親として休暇中にできることについてまとめてみました。今だに男性の取得率は低いですが、今後は増えていくはず。せっかく取得できるのなら、父親として育児に没頭してみてはいかがですか?

ぜひ、男性として育児休業制度を活用し、今しかできない子どもとの貴重な時間を楽しんでみてください。

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